ご無沙汰しております。
季節も随分変わりまして暑い日々が続いたかと思ったら梅雨が逆戻りしたかのように雨の日々が続いて内装工事業の我々でさえも天気に左右される日々が続いています。
さて、今回の話題は
新しく始まったドラマの話です。
初めに画像を勝手に使った事、関係者の方々サーセン(軽)
今まで、ドラマの設定で主人公の職場が建設関連、もしくは設計事務所で人間関係を主軸に描かれたドラマはいくつもありましたが、「結婚できない男」とか「協奏曲」とかね、建築しかもリノベを主題にしたドラマってまぁ珍しいなぁと思って興味を持って観て見る事にしました。
ブログを書くにあたってちょっとWikiってみたら原作は漫画で、作者の自宅の見積りを取った際の「営業マンたちのそれぞれ違った仕事ぶりが面白くて」と言う経験で描かれた作品らしいです。
原作があると言う事で、良く取材されているんだろうなと言う期待があります。
大概にお仕事ドラマは「んなことねーよ」ってのがあるもんですが、しかしそこはそこ、少し大げさで、面白く、山あり谷ありのストーリーでないと見ていて面白くないんだろうなぁとも思っちゃうんですがね。
一応原作漫画を読むのはドラマ全話見てから読もうかと思ってます。
で、第一話を見た感想ですが、いろんな伏線をちりばめながら2軒のリノベ事例を描いていましたね、1軒は過去の話でキッチンのリフォームだったんですがざっくりジャブのエピソードだったんですが「あるある」ってのと「おっと、話が飛躍したな」ってのが両方あって面白かったです。
ただキッチンの形状と言うのは数年で新しくなったり、新しいものが出れば消えて行く物もあるので、その時その時の正解がきっとあるんだろうなぁと勉強になりました。
2軒目はドラマ上の現在進行形の事例になるのですが
キッチンのリフォームと小さく間仕切られた和室を開放的なLDKへ和モダンな雰囲気の空間にしたいと言う相談でした。
比較的最近では少なくないリフォーム事例の1つですが、奥様の「予算は400万円で」と言うのがすごくリアルで、我々業者側からするとギリギリの線攻めて来たなと言う感想です。この予算額 建築関係者なら解ると思うんですが、建築関係者ではない人が聞いたら高いのか安いのか解らないと思いますが、そこがリアルな金額だと思ってみるとワクワクします。実際一緒に見ていたかみさんは400万って高いの安いの?」って聞いて来たくらいなんで。一般視聴者の大半はそうなんだと思います。この金額と言うのがよりこのドラマの一番のリアルの所だと思います。マンション1棟建てて100億円って話をされても誰一人ピンとこないと思います。でもリフォームして100万円って金額って建築関係者でなくてもリアルの数字じゃないですか。だから400万円という数字が実にラインなのです。ドラマの結末として少し予算オーバーしますが奥様の理想のカタチを提案することが出来て、納得した上で当初予算を上回る金額で受注することが出来ました。と言うのがリフォームのお話になるのですが、その納得してもらうという人間対人間の関係性が実はこのドラマの肝なんですね。もちろんこれはリノベ会社の営業と言う立場だからと言うのが前提なんですが、営業は仕事を取って来るのが一番なのでお客様の心にどれだけ寄り添えるかと言うのが大事になりますし、そうでないとリフォームが成功してもリピーターになってもらえるかどうかは解りません。
これはリフォーム、リノベーション、新築どれにしても同じです。
雑感として今回の感想を一言で言うなら「リフォーム事例を背伸び無しで描かれている為になるお話でした」
リノベ関係者から見て、第1話と言う事でのつかみとして非常に良かったと思います。
さて、今回はこのくらいにしてまた次回観たら感想を書きたいと思います。