エピソード付き物件(笑)の話

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すっかり梅雨も明け夏本番となってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか?夏の暑い夜には涼を求めて背筋が凍る怪談話が風物詩ですが、昨晩放送された以前にも書いたドラマ「魔法のリノベ」が事故物件がメインテーマの話だったので、過去に私自身が見た事故(?)物件の話をしようかと。

 過去に3度ほどそう言った物件に立ち会った事がありましてその内2件は施工しました。

 今回のドラマの話でもそうだったんですが、事故物件に明確な定義がある訳ではなく精神的瑕疵と言う言葉に置き換えられていましたが、じゃあ精神的瑕疵とは具体的に何かと言うと。Google検索では ”不動産の取引に当たって、借主・買主に心理的な抵抗が生じる恐れのあることがらをいう。 心理的瑕疵とされているのは、自殺・他殺・事故死・孤独死などがあったこと、近くに墓地や嫌悪・迷惑施設が立地していること、近隣に指定暴力団構成員等が居住していることなどである。” と言う事だそうです。もしかするとオカルト宗教団体や、ペット多頭飼してる場所や過去に災害がった場所などもそれに含まれると言う事なのでしょうね。まぁ簡単に言うと「なんか気持ち悪い場所」と言うところですね。それにしても、告知義務があるのに定義が曖昧とは告知義務自体が曖昧になりかねませんよね。


 さて、一つ目は事件現場でした。

 先に言っときますが誰も死んでません(笑)いや笑えないんですが。とあるアパートの1室だったんですが何らかのトラブルで喧嘩になって消火器で頭部を殴ってしまったというお部屋、もちろん警察沙汰にもなりましたし、新聞も夕方のTVでも報道されてました。被害者は大けがだったんですが入院先から他へ引っ越されていきまして、その後の美装と言うか貼り替えですね。

 壁はビニールクロスで床はパンチカーペットだったんですが、床はどす黒く変色した血の海、壁は飛び散る血しぶき、警察の捜査、引っ越しなどが終わった後だったので大分時間は経ってからの入室だったので匂いなどはしませんでしたが、まさに惨事!!!一緒に行った同僚は「俺無理」と言って戦地逃亡ですよ。結局自分が壁も床も全部剥がして処分しました。


 2件目3件目はほぼ同じような状態だったのですが、THE・ごみ屋敷!

 1軒はごみ屋敷の孤独死だったようで人型にフローリングが変色してました。

 さすがに特殊清掃に入ってもらわないと我々の出番はないのですが、その前に現場に入って見積もりせよと。ん~キツカッタデス、だいぶ前の事なので記憶が薄い所もありますが、ごみ屋敷で良かったところは死臭が誤魔化されてた点ですね。雑誌や新聞が床が見えないほどに散乱、食べ散らかしもありましたし、ユニットバスとかどうしたらこんなに汚せる?ってくらい酷かったです。

見積りから1か月くらいして貼り替えに行った時にはその辺りは全部きれいになった状態でしたけど床のシミは解りました。その後どうなったかは判りませんがきっと床も直したのだと思います。

 ごみ屋敷ではないですが、日の経っていない孤独死は何度か貼り替えに行ってますよ。うちの職人にその事は言ってませんけど。

 もう一軒はごみ屋敷の猫屋敷、酷いもんでした。特に匂いが。猫のトイレの匂いしかしないんです。そしてどこを触っても猫の毛、当然人が住んでた訳で家具もありますから、猫の爪痕が天井にまである状態で、自分は見てませんが、先に入った人の話では猫の死骸もあったそうです。孤独死の時もそうだったのですが、あまりの匂いで通報されたそうです。 そこの部屋内装ではなく、襖の工事で伺ったんですが、部屋の襖が全部で13本あるんですが1本もまともな形を残してる襖がありませんでした。全部新規で作り替えでしたね。

 

 とまぁ、直接的なのはこのくらいでしたが。間接的で言うなら、同じ建物の別の部屋で最近火事で亡くなった人がいるマンションとか、こんな田舎の町職人でも時々そういうのには出くわすんですヨ。正直やりたくはないけど、どうにも片付けが下手と言うか、出来ないという人は少なからずいますし、やる気はあるんだけど行くところまで行ってしまって手に負えないなどの場合はその道のプロに相談するのは逃げではないと思うんですよね。

 最後は事故物件の話からごみ屋敷の話になってしまいましたが。

事故なんてものはだれしも起こしうる事ですし、降りかかる物ですから、これを読んでる人が居ましたら、お互い気をつけましょうね。